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減らしてナンボ

減らしてナンボ

ヴァン・ヘルシング

なかなか飽きさせない「エンターテイメント」映画だと思った。
主役の俳優さんは格好良いし、相方になった人もコミカルな雰囲気で
良い感じ。ただ、ヒロインの女優さんは美しくていいんだけど、
走り方だけはドスドスしていて、いただけなかった。
CGでアクションをしている時とのギャップがちぐはぐ。
モンスターと追いつ追いかけする映画なので、必然的に走るシーンが
多いだけに、一旦そう思ったらずっと気になってしまった。

ドラキュラの花嫁3人組は、美人揃いで楽しかった。
美しい人が悪役なのは「おいしくて」好き。
特に最後まで生き残った花嫁は、かわいこぶった態度と顔が
松○聖子みたいでとっても好きだった。
その可愛い顔がデビルマン宜しくすっげ怖い変身を遂げるシーンは
うまい。

こなれたCG使いの変身シーンは、この映画には
無くてはならないものだったけど、まさか主人公までああいう姿に
なってしまうとは。
でもヴァン・ヘルシングは「狼男」にならないとドラキュラには
勝てなかったんだよねぇ。
死ぬギリギリでようやく道が開ける、ていうことか。
狼男の呪いを解くワクチンというのは、ちょっとご都合主義だと
思ったけど、でも、それを正気を失ったヴァン・ヘルシングに
打とうとしてヒロイン・アナ王女が死んでしまったのは意外だった。
荼毘に付されるシーンでも、実は仮死状態だっただけで、
いきなり目をぱちりと開け生き返るのではないかと思っていたくらい。

青空を仰ぐヴァン・ヘルシングの目に、アナ王女の満足そうな顔と
それを迎え入れる彼女の家族が、雲か煙を借りて姿を現したので
「あぁ、ホントに死んでしまったんだぁ」と思った。

こういう映画って、必ずと言っていいほど、敵を倒したら
ヒーローとヒロインがキスをして、ハッピーエンド、というパターンが
ほとんどな気がしていたので、へぇ、こういう終わり方も覚えたんだ
と失礼だけど、思った。

深読みするような映画ではなかったけど、平均して、画像は綺麗だし、
驚かしシーンも小さいけどけっこうあるし、ストーリーも分かりやすいし、
まぁ面白く見られた映画だった。



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